「スキマのかたち」展を観ました

「スキマのかたち」展を観てきました。
3Dプリンタによる造形的可能性の追求をしているオブジェの数々が展示されていました。
「これまで世界に存在しなかった形」という点において、3Dプリンタの生み出す複雑な構造(=スキマ)はとても面白く、どこか生物的なイメージが出てくるのも興味深いですね。幾何学的な複雑さというものは、それ自体では表現としても飽きられてしまうでしょうから、要はコンセプトと使いどころなんだろうと思います。

かつてDTP(デスクトップ・パブリッシング・システム)の黎明期に、Tシャツなどデザインからプリントまでアマチュアでも出来るようになり、新しいモードが生まれました。今はDTPそれ自体では新しいことは何もありません。
医療分野においても3Dプリンタは注目されています。一家に一台とまでいかなくとも、3Dプリンタにより誰でも立体デザインが安価に行える時代になれば、プロフェッショナルな領域よりもアマチュアの領域から、新しい表現や思いもよらない可能性が出てくるんじゃないでしょうか。

3Dプリンター、新素材で革命 医療器具などに道